1.2008年度大会の報告
2008年度の大会は、7月12日(土)10:00より、三田キャンパス西校舎512教室にて開催された。出席者は106名であった。
1-1. 自由報告
自由報告は、有末賢氏(慶應義塾大学法学部)の司会で10:00から行われた。
1)塚田修一(慶應義塾大学社会学研究科)日露戦争の記憶の“敗戦後”史―横須賀・記念艦「三笠」を中心に
2)金雪(慶應義塾大学法学研究科) メディア利用行動とアイデンティティの変容―中国朝鮮族の事例分析
3)吉村治正(青森大学社会学部) 回収率の向上は非回答バイアスを減少させるか―青森における実験的郵送調査の結果から
1-2. 慶應義塾創立150年記念講演 「慶應義塾の社会学―回顧と展望」
今回は特別企画として150年記念講演が上記のテーマで大石裕氏(慶應義塾大学法学部)の司会のもと
13:15より行われた。
1)藤田弘夫(慶應義塾大学文学部) 社会学
2)青池愼一(慶應義塾大学名誉教授) 社会心理学
3) 鈴木正崇(慶應義塾大学文学部) 文化人類学
4) 鶴木真(東京大学名誉教授) マス・コミュニケーション研究
1-3. シンポジウム「古書流通から見た地域社会―古書の町・ブックタウン運動を考える」
記念講演後、シンポジウムが上記のテーマで熊田俊郎氏(駿河台大学)の司会のもと15:15より行われた。
報告者
1)藤田弘夫(慶應義塾大学文学部) 「古書の町から見えてくるもの」
2)大内田鶴子(江戸川大学) 「古書流通と神保町(日本)」
3)皆吉淳平(芝浦工業大学) 「ヘイ・オン・ワイとチャリングクロス(英国)」
4)石井清輝(城西大学) 「高遠・只見と不忍ブックストリート(日本)」
コメンテーター
· 土居洋平(山形短期大学) 地域振興の観点から
· 高岡文章(福岡女学院大学) ツーリズムの観点から
尚、記念講演とシンポジウムに基づき、学会誌『三田社会学』第14号(2009年7月刊行予定)で特集を組む予定である。
1-4.総会の報告
自由報告と記念講演の間、13時00分より、総会が開催され、前会長、新会長挨拶の後、事務局より、
2007年度会計報告、同会計監査報告、2008年度予算案について説明が行われ、それぞれ承認を得た。
1-5.懇親会の報告
三田・中華飯店にて、18時30分より、1時間半ほど開催された。出席者は24名であった。